あのときのポップコーン

思い出、ポエム、ジャンル俺

ハムスターが大事すぎて構えない

 

 

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十何年ぶりにハムスターを飼い始めたのだが、とてもかわいい。かわいくて仕方ないのである。

白い色をした、パールホワイトという種類のジャンガリアンハムスターなのだが、ちっちゃくてふわふわしていて、おめめがくるりんとしていてマジでかわいいのである。

お迎えしてからは、しばらくそっとしておいたが徐々に手からおやつをあげていき、最終的に手のひらに乗っかるようになった。かわいい。

小さき命が、手のひらに……いる。生きている。

この世のありとあらゆる命に感謝。この小さき命を生み出した地球、奇跡に感謝。

命がありがたすぎて、人知らず泣いた夜もあった……。この感情こそが、尊いということか。

同時にこの命を何としてでも守らなければ。と世界を守る勇者みたいな気持ちになり、孤独で、不安で、また布団で泣いた。感受性が豊かでいつまでも中学二年生なのでよく泣くのである。この特性は仕方がない、一生背負っていくしかない。

なんとしてでも、ハムスターの寿命である約3年は健康に過ごしていただきたい。そう思って、なるべく環境を整えた。飼育本の通りにできるだけやった。命を守るには当たり前だ。

 

そんなときある日、私の欲が出てしまった。もっと触りたい。このふわふわの白い小さき命を触りたい……絶対にふわふわしててかわいい……。

手に乗っかるようになったため、よくおやつで釣って手に乗っけた。そのようすを写真に収めたりしてしまい、むちゃくちゃいい写真が撮れてしまった。

かわいいから吸ったし、飼育本にも「やさしくなでてあげるといいですよ」と書いてあったため、なでたりした。

そして毎日手に載せて触っていたのだが、あるとき手に乗ったハムちゃんが突然カチカチ歯を鳴らしたあとに固まってしまった!!

「な、何か地雷を踏んだに違いない……(※”地雷”はオタクがよく使う言葉。嫌なことをしてしまったの意)」そう感じたので、 そっとケージの中に戻したのだが、ピクリとも動かない。そしていつもより1.5倍ぐらい目が大きい。いままで見たことないぐらいおめめ目が大きくなっている!!!

30秒ぐらいずっと固まってるので、扉を閉めて毛布をかけてそっとしておいた。そのあとまたそっと覗いたら、巣箱に戻っていた。

 

ハムちゃんが可愛いあまりに触りすぎてハムちゃんのなんらかの地雷を踏んでしまった……。私は自分のやらかしたことを真摯に受け止め、しばらく触らないようにした。しかしハムロスはすぐにくる。ハムちゃんとふれあいたい。しかし構うとストレスが溜まる。ダメだ!!!我慢しろ!!!

基本的にハムスターはストレスをとてもためやすいと言われている。だからこそ、環境を整えるのが大事なのだが、触りすぎては意味がない。

かわいいくて構いたいのに構うとストレスがたまる……。わかっているが、ちょっと寂しい。飼い主の完全なるエゴだ。人間は愚かだ。すべてはハム様のためにいるのだ私は。そのことをよく、覚えておけ!!!