あのときのポップコーン

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本読んだ『創作する遺伝子 僕が愛したMEMEたち』

なんか感性が死んでるのとスマホのバッテリーが死んでるのとで電車の中暇だったので、積んでた小島監督の本を消化した。本めっちゃよかったので、忘れないように雑だけどメモにしておこうと思う。多少中身に触れてますのでまっさらな気持ちでこれから読みたいって人は私の感想は読まないほうがいいです。

 

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創作する遺伝子 僕が愛したMEMEたち (新潮文庫)

創作する遺伝子 僕が愛したMEMEたち (新潮文庫)

  • 作者:小島 秀夫
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2019/10/27
  • メディア: 文庫
 

 デス・ストランディングはやっと今月の初めのほうで始めた(11月からは原稿とかいろいろ忙しくてやってなかった)。推し俳優がいっぱい出てくるので、覚悟を決めてやらなきゃいけないのでちまちまやってる。

小島監督の感性や価値観は映画や小説、音楽、そして大きなものだと宇宙など様々なところから構成されているんだな…と改めて感じる。目の前にあるものから本質を見抜く力がすごい。そしてそれをかみ砕いて、誰かにつなげていく。めちゃくちゃクリエイター思考だ。

クリエイターや物を作る人って、自分が感じたこととか、思っていることとかをアウトプットして誰かに伝える行為を繰り返してるじゃんよ。

そんで、その感じてきたものとか見てきたものっていうのは誰かが作った光景だったりする。小説とか映画とか音楽とかなんでも。いわゆる、アイディアの元だったり、インスパイアされたものだったり。エモを感じたり。

そこにつながりがあったんだな、と。MEMEが作り手から作り手へ受け継がれていく。

でっかい話だぜ……。

本編もすごく"""人生"""を感じたのですが、個人的には本の”おわりに”が泣けてしまった。

「人生に迷ったときには物語がそばにあった(超約)」って書いてあるんだけど、私もそんな感じで。特に映画とか見たらそうなんだけど。例えば主人公が苦難な世界で生きていても前を向いたりとかさ……。あと音楽の歌詞とかにも、しんどさを代弁してくれたりとかさ、悲しさとか苦しみとかもさ、あるよな…俺もだよ…みたいな。そういう立ち上がる主人公や登場人物、そして寄り添ってくれる曲になんども助けられてきたなあって思い返して…。

あと『もの造るとき、孤独感とかストレスとか不安とかあるけどものを創る”誰か”のつながりと物語に救われとるんやで(超約)』ってやつもめっちゃわかる……って涙を流してしまった。

私の場合は去年から同人活動を再開したんだけど、一人じゃなくて二人で参加するようになってからだいぶ孤独感が薄れたかもしれない……。まさにそれじゃん!!って!!!相方は小説書きだけど創作のパワーがすごい。話してると「よし、私もやってやろう!!」って思うし、実際に彼女の書く話はとても面白い。それが私のパワーになっている。それで、ちょうど一年ぐらい前に彼女から友人の絵描きさんを紹介してもらって、いま楽しくSkypeしながら原稿したり、たまに悩みを聞いてもらったりしてる。人との繋がりからまた繋がりが生まれてて……ストランドだ……ありがたいな……感謝だな……と思いました。

そんなわけで……ひたすら私もいろんなものを吸収して、かみ砕いて、出力してっていうのを繰り返してきたけど、なんか、無駄になってないのかも!!!って思えてとても元気になれた。これから先の人生もずっと何かを創っていたいと思えた。原稿頑張ろ~~~!

 

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